FP&Aマネージャー テイ・ス・リン
ファイナンスの仕事の幅を広げるために転職
―FP&A(Financial Planning & Analysis)として、財務データの分析や計画立案に携わっていると伺いました。サーモフィッシャーサイエンティフィックに入るまでのキャリアを教えてください。
私はミャンマー出身で、2008年に日本の大学へ進学するために来日しました。大学ではビジネスマネジメントを専攻し、大学院ではマクロ経済などファイナンスを研究しました。数字が好きでしたので、卒業後はクライアントに経理や財務のサービスを提供する外資系企業で3年ほどキャリアを積みました。
その後、経理だけではなく、財務分析を基にした計画の立案までを担う一歩踏み込んだ仕事をしたいと考え、転職を決めました。社会貢献度の高いライフサイエンス業界には関心がありました。医療、研究、産業用の分析機器やサービスを提供し、幅広い事業領域があるサーモフィッシャーに魅力を感じ、2017年8月に入社しました。
―入社前と入社後でサーモフィッシャーに対する印象は変わりましたか。
私はミャンマー出身で、2008年に日本の大学へ進学するために来日しました。大学ではビジネスマネジメントを専攻し、大学院ではマクロ経済などファイナンスを研究しました。数字が好きでしたので、卒業後はクライアントに経理や財務のサービスを提供する外資系企業で3年ほどキャリアを積みました。
その後、経理だけではなく、財務分析を基にした計画の立案までを担う一歩踏み込んだ仕事をしたいと考え、転職を決めました。社会貢献度の高いライフサイエンス業界には関心がありました。医療、研究、産業用の分析機器やサービスを提供し、幅広い事業領域があるサーモフィッシャーに魅力を感じ、2017年8月に入社しました。
―入社前と入社後でサーモフィッシャーに対する印象は変わりましたか。
入社前から社会貢献度の高い会社と理解していましたが、コロナ禍でよりいっそうその考えを強く感じました。PCR検査の迅速化、大規模化を可能にする検査機器など、ライフサイエンス企業としての役割を果たす会社に属していることを誇りに思います。
国籍などは一切関係なくパフォーマンスを中心に評価してくれるところを気に入っています。
国籍などは一切関係なくパフォーマンスを中心に評価してくれるところを気に入っています。
数字だけではなく市場環境も伝え、アクションにつなげる
―サーモフィッシャーのFP&Aの業務について教えてください。
予算を立て、実績値との差異を分析し将来予測を立てます。実績値との差異をどのように埋め、成長させるか具体的なアクションに落とし込みます。
FP&Aの職務は、会社によって業務内容は異なりますが、サーモフィッシャーの場合ジュニアレベルでは一日の7割は分析を行い、3割は会議のイメージです。私はマネージャーなので、会議の占める割合が多いですね。
FP&Aのメインの仕事は分析になりますが、分析を基にアクションにつなげてもらい業務改善につなげる必要があります。分析を改善につなげなければ、単なる分析で終わってしまいます。お客様との直接的なやり取りを行う営業担当者が納得する説明を行い、アクションに移してもらうことが重要です。
相手に説明する時に意識していることは、数字だけを伝えないということです。営業担当者に数字だけ押しつけても納得してもらうことは難しいため、市場の背景を理解した上で必要なデータを揃え、出した数字が妥当なのか分析します。そして、なぜこの数字なのか背景なども含め説明し納得してもらうように心がけています。
―これまでの仕事の中で、印象に残ったプロジェクトはありますか。
4年連続で予算を達成したことです。ある年は前年比2割成長したこともありました。達成の要因は、営業マネージャーと毎月会議を行い、細かいアクションまで落とし込んだことです。私はお客様に直接交渉はできませんが、交渉する担当者をサポートすることはできます。地道なアクションを繰り返し大きな目標を達成したことで、自信につながりました。
―サーモフィッシャーのFP&Aの魅力について教えてください。
当社では売上高の伸長だけではなくコスト管理まで任されるため、さまざまな部署と連携し、ビジネスへのインパクトを感じることができます。非常にやりがいのあるポジションです。また、本人の意向次第で違う仕事にチャレンジするなどキャリアの選択肢を広げることも可能です。
面接は「自分らしさ」を大切に
―学生時代にどんな経験をすると、社会に出て強みになるでしょうか。
コミュニケーションスキルはどの仕事にも共通して重要だと思います。言語スキルという意味ではなく、自分が伝えたいことを相手が理解できるように説明することが求められます。
学生の皆さんには、課外活動やサークルで勉学以外の多くの経験を積んでほしいです。私は学生の時にフットサルチームに所属していたり、大学のITサポートチームで学生の支援をしてきました。こうした活動は、自分のコミュニケーションスキルを磨くとても良い機会になりました。
―採用面接で心がけたことはありますか。
私はいつも面接官に対して自分らしさが伝わるように心がけており、準備はあまりしないタイプです。面接を受ける以上受かりたい気持ちはもちろんありますが、自分を装って入社しても自分らしさとのギャップで悩むことになると思います。それよりも、自分の考え方を自らの言葉で伝えて、自分らしく働ける環境を大事にしています。
―サーモフィッシャーを一言で表現するならばどのような会社と言えるでしょうか。
多くの可能性を秘めている会社と言えます。サイエンスの幅広い事業ポートフォリオを持ち、常に変化している会社でもあります。自分が変わりたい、成長したいという気持ちがあれば、幅広い分野で活躍できるチャンスがあると思います。