サプライチェーン チームリーダー 真壁さん
チームの大半が女性 意思決定のスピードの速さも魅力
―サーモフィッシャーサイエンティフィックに入社するまでのキャリアと入社のきっかけについて教えてください。
私は、新卒で日系の化学メーカーに入社し、4年近く勤めていました。今後のキャリア形成を考えた時に、成果に応じて評価を得られる外資系企業での経験が必要と思い、転職を決めました。外資系企業の中からサーモフィッシャーに決めたのは、今後さらなる成長が見込めるライフサイエンス領域で、幅広い製品・サービスを提供する勢いのある会社だと思ったからです。
―入社前と後でサーモフィッシャーのイメージが変わった点はありますか。
私は、新卒で日系の化学メーカーに入社し、4年近く勤めていました。今後のキャリア形成を考えた時に、成果に応じて評価を得られる外資系企業での経験が必要と思い、転職を決めました。外資系企業の中からサーモフィッシャーに決めたのは、今後さらなる成長が見込めるライフサイエンス領域で、幅広い製品・サービスを提供する勢いのある会社だと思ったからです。
―入社前と後でサーモフィッシャーのイメージが変わった点はありますか。
前職では女性の管理職が少なく将来のキャリアが見えない印象でしたが、今所属している部署の大半は女性で、女性が活躍していることは良い意味でのサプライズでした。次に驚いたのは、意思決定のスピードが速いこと。決定事項に対してはすぐにチームで動きます。業務における問題や課題を見つけ、効率や生産性を上げる業務改善の数も多く「なぜこの事象が起きたのか」などを深掘りするサーモフィッシャー独自のフレームワークに沿って進めていくことも新鮮でした。
―真壁さんが担うカスタマーサービスチームのリーダーの職務について教えてください。
カスタマーサービスといいますと、コールセンターのイメージが強いかもしれませんが、私の職務を一言でいうならば、商品を受注してから納品するまでオーナーとしての意識を持ち、すべての状況を把握している「司令塔」です。商品を受注した後、納期に間に合うよう各種スケジュール調整し、お客様にスムーズに納品を提供する職務です。
製造元と納期などを調整する購買チーム、需要予測を担うプラニングチーム、営業チームなど多くの部署とコミュニケーションをとります。チーム全体で扱う案件数は、繁忙期の場合は一日に100件以上に上ることもあり、受注後の動きをウォッチします。
―印象に残ったプロジェクト、改善業務について教えてください。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて出社制限が設けられたため、業務の見直しを図りペーパーレス化を進めたことです。私が所属する部署は、案件一件ごとにファイルを作り紙で保管していました。チーム間のやり取りもほとんどが紙ベースでした。しかし、コロナ禍でリモートワークを進めるにあたり、ペーパーレス化を一気に進める必要が生じたのです。
当時は、入社半年ほどで社歴が浅く、やり切れるかという不安は少しありましたが、同僚と一緒に発注に必要な情報やペーパーレス化のノウハウを習得しました。紙での仕事に慣れていた人にペーパーレス化のメリットを伝え、理解してもらうことが重要でした。完全在宅勤務までの約3週間という短い間で、ペーパーレス化を完了できたことは大きな自信になったと思います。印刷コストや、ファイリングに必要な時間、紙資料を探す時間などを大きく減らすことができ、業務効率化を進めることができました。
リーダーになり視野が広がった 日々試行錯誤を重ねる
―リーダーとしてチームを運営する上で身についたスキルはありますか。
2022年1月にリーダーになり、マネジメントやチーム全体をどう引き上げるかを考えるようになり、視野が広くなったと感じます。何か物事を遂行する時には、相手にメリットを伝えるようにしてチームの士気を上げるよう意識しています。
―仕事の進め方、コミュニケーションで心がけていることはどんなことでしょうか。
納期が間に合わないかもしれない際には、最善の策を考えて提案しています。聞かれたことに答えることは誰でもできます。ですので、聞かれたことだけではなく、相手が知りたい情報を考えてプラスアルファで回答するようにしています。ある時、同僚から「真壁さんはすごくポジティブで、前向きさが信頼につながっているね」と言われました。とてもうれしい言葉でした。
―サーモフィッシャーで働くことに向いている方はどんな方でしょう。真壁さんはどんな方と一緒にサーモフィッシャーで働きたいですか。
チャレンジ精神があり、変化に対して柔軟に対応することをいとわない、オープンな方が向いていると思います。最近、採用面接の担当もしていますが、応募された方にガッツがあり、芯が強い方かという視点を持って面接しています。
自分のやりたいことを尊重し、引き上げてくれる会社
―学生時代に経験しておいたらいいことはありますか。
私がやっておいて良かったと思うのは一つのことに打ち込むことと、視野を広げることです。大学時代は中南米研究会に入り、サンバの楽器演奏やダンスをして学外のイベントに参加していました。サンバでは社会人チームに入るなど、大学とは別の世界の人との交流を通してコミュニケーション力をつけ、それが社会人になっても生きています。
―入社して短い期間で職務の領域を広げていらっしゃるそうですが、今後どういうことにチャレンジしたいと思いますか。
今はサプライチェーンの職務ですが、違う分野にも挑戦したいですね。サーモフィッシャーは社内公募制度もあるので、やりたいことにチャレンジできる会社です。また、上司が自分のやりたいことを尊重し、引き上げてくれる会社である、とも思います。私はチームメンバーの中では一番年下で社歴も浅いですが、上司に希望を伝えてリーダーになりました。スキルとやる気があれば、チャンスが与えられる環境です。
―サーモフィッシャーを一言で表現するならばどんな会社と言えるでしょうか。
イノベーションと変化に富む会社と言えます。入社してからも製品やサービスの幅広さに驚くことばかりです。コロナ禍で需要が高まったPCR検査機器なども供給していますし、水道水などの社会インフラの品質管理にも使われています。人々の生活を身近で支えていることに対して誇りに感じています。